人脈をつくるのに有利な大学、ですか?

保護者と個別相談をしていると、「A大学とB大学、人脈をつくるのにどちらが

有利でしょうか?」と聞かれた。

A大学とB大学は、日本を代表する一流大学だ。

私は日本有数のマンモス大学を卒業しているけれど、社会に出てから同窓生に

優遇してもらったり、有利だと思ったことは特にない。

勤務先の先輩に、先のA大学の卒業生が何人かいたけれど、卒業した大学が違う

からといって(三流大学卒の)私を差別せず親切に接してもらっていた。

しかし、その先輩たちは同じA大学を卒業しているのに、ある後輩には厳しく

接していた。

単に私が経験したことがないだけで、人脈や学閥といったものはもちろん世の中には

あるだろうけど、それよりも「本人の希望や気持ち」が大切なのではないだろうか?

受験前から、人脈や学閥についてあれこれ悩んでも、あまり意味がないのではと思う。

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高校生は大人よりも、景気動向や技術革新といった世の中の動きに敏感なのかもしれない

確定申告の準備をしていて気が付いたけれど、税理士を志望する高校生を個別相談で

見なくなった。

公認会計士は2年前に1人いた。それくらい。

弁護士もかなり少なくなっている。1年に2人いるかどうかくらいだ。

高校生は大人よりも、景気動向や技術革新といった世の中の動きに敏感なのかも

しれない。

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緊急事態宣言と奨学金講演 改めて思う。私にできることは何だろうか?

大阪府などの自治体では、緊急事態宣言が発令されています。

そのため、高校からご依頼をいただいていた奨学金講演が延期になるといった影響が

弊所にも及んでいます。

昨年の春の緊急事態宣言の時は中止が多かったものの、今回は中止は今のところは

なくて、全てが延期です。

本格的な不況の到来を見越してか、「どのような状態であれ開催しなければいけない」

と、先生は仰られます。

また、「うちの高校の事情に合わせた奨学金講演をお願いしたいので、単に制度の解説

に留まったような、録画を流すだけというのはなしです」とも仰られます。

ある進路指導の先生が、「昨年はバタバタと過ぎましたが、今年はそんなわけには

いかない。生徒たちはただでさえ不安になっている。学力ではなく大人の都合で

進学を諦めさせることがあってはならないと思っています。我々教員ができる限りの

ことはやってゆく。長尾先生、お力添えをいただきたい」そう仰られていたのが

印象的でした。

改めて思う。

私にできることは何だろうか?

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コロナ禍もあったけれど、2020年頃の大学経営はまだ平和だったと回顧する時代が来る

高校生と個別相談をしていると、「○○大学への進学はありですか?」と聞かれた。

○○大学は、西日本にある偏差値が付かないボーダーフリー、いわゆる「Fラン大学」

だ。

本音を言うと、お薦めできない。

しかし、一介のFPが先生気取りで進路指導に立ち入ることはご法度だ(奨学金講師

の方は大丈夫ですか? 後で高校の先生に迷惑を掛けるくらいなら、まだ用意された

台本を朗読だけしている方が1億歩譲ってもマシです)。

そこで理由を聞いてみる。

志望理由は明確でしっかりしているし、家庭事情からその大学を志望する理由が

わからなくはない。

それでも、「○○大学への進学はありですか?」と聞いてくるくらいだから、

内心では不安なのだろうということはよくわかる。

ところで、2021年の出生数は80万人を割る見通しのようだ。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20201226-OYT1T50230/

先進諸国では総じて少子化の傾向にあるため、学生の獲得は、日本の大学だけの課題

というわけではない。

学費は無料、卒業までの生活費の給付、そして永住権を保証するくらいまでしないと、

日本に、世界に貢献してくれるような優秀な留学生は、一部の大学を除いて、いずれは

来なくなるだろう。

コロナ禍にある今は「学生への支援」が言われている。

しかし、今後の重税が不可避であることを考えると、税金を投入してまで、Fラン大学

を存続させることは国民が許さなくなる。

2020年頃はまだそんな呑気な事を言っていたんだなと回顧することになるはずだ

(もちろん学生への支援を否定しているわけではない。やり方に疑問があるのだ)。

18歳人口が80万人を切るまでになると、首都圏や大都市の一流大学でさえも、

経営が苦しくなるところが出てきてもおかしくはない。

「大学は潰れにくい」と言われるが、そのような言葉は過去のものとなる。

寄らば大樹で、受験生もいつ無くなるかわからないような大学は避けるようになる

のは当然のことではないか?

保護者だってそんな大学に大枚を払いたくないし、先生だって「やめておきなさい」

となる。

厳しいことを書くけれど、一部を除いて、ほとんどのFラン大学は、Fランである

だけの「何らかの理由」があり、突然変異的に将来躍進することは少ないと思って

おいてよい。

少子化を考えると、競争は厳しくなるばかりで、理事長・学長を含む全教職員が一丸と

なって、過去を否定し、必死になって血を流す改革をしなければ、Fラン大学は統廃合

に遭いやすいのは言うまでもないだろう。

これは高校でも同じで、特に私立の先生と話していると、生徒の進路だけでなく、

自分の今後に悩んでいる。

公立だって、自治体によっては安心できない。

統合はかなりマシで、統合する価値が無いと見捨てられて廃校だ。

母校が廃校になるのは辛い。

Fラン大学に進学するのであれば、「将来無くなる」という覚悟も必要になる。

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高校生の保護者と個別相談をしていると、団塊ジュニア世代・氷河期世代が増えてきたなと感じる

高校生の保護者と個別相談をしていると、団塊ジュニア世代が増えてきたなと感じる。

団塊ジュニア世代は、団塊世代の子どもたちなので、当然人数がかなり多い。

そのため、大学受験は無駄に倍率が高く、卒業する頃には既にバブルは弾けていて

就職に非常に苦労した就職氷河期でもある。

そして、今度は早期退職を迫られる、つまりリストラ。

とことん不運な世代だと、私も同じ世代だから肌身で痛いほど(刺され過ぎで既に

血だらけ、傷だらけですけど)感じる。

2021年度の個別相談はどうなるだろうか?

深刻な相談が多いだろうと思っている。

働きながら大卒資格や教員免許を取得したいあなたにオススメの通信制大学!

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2021年度の進学相談会は、入試広報担当者にとって厳しく辛い年になるのではないか?

もうすぐ、2021年度の進学イベントが始まります。

繁忙期になると、入試広報担当者だけでは足りなくなり、学校によっては職員総出で

受験生や保護者に対応するかと思います。

そのため、奨学金や教育ローンに詳しくない職員が、受験生や保護者の質問に

対応しなければならないことがあります。

込み入った質問が年々多くなっていますが、それに加えて2021年度は

深刻な質問が多くなる(職員対応が難しい)と予想しています。

入試広報担当者の対応により受験者数が左右されるため、厳しく辛い年になると

思われます。


追伸 このブログをお読みの入試広報担当者の皆様へ

もし私がいる進学相談会であれば、奨学金や教育ローンといった教育資金については、

ご遠慮なく振っていただければ幸いです。

そのために私がいます。

また、お気軽にご質問ください。

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