2017-01-01から1年間の記事一覧

AI(人口知能)で採用選考から、地方の大学の生き残り策を考える

AI(人口知能)で採用選考をという新聞記事を見かけました。 個人的には人事採用のプロなんていないし(結局は好き嫌いなので)、人間をよく見て いる犬猫の方が見立てが良いと思っています。 コンピューターの学習能力が更に高まれば、領収書をスキャナで…

教育の問題は「教える側」にあるのではないか?

大学教育の「無償化」に私が反対する理由 大前研一が説く「義務教育の目的」を 読んで、大前氏の仰るとおりだと思いました。 僭越ながら付け加えさせていただくと、既得権益の塊のような今の教育制度 (更に国公立なら公務員制度も)の状況で、「教える側」…

コンビニのコピー機の前で、大学の2018年問題について思う

わが家は、某大学の近所にあります。 そのため、定期試験が始まると、コンビニのコピー機はどこも大変混雑して、 ミスコピーの用紙が散乱していたものです。 しかし、この10年ほどは、そんな光景を見た記憶がありません。 スマホやタブレットが普及したこ…

「地方大向け奨学金、入学前に貸与可能に 」ついて思うこと

「地方大向け奨学金、入学前に貸与可能に 」なるそうですが、地方と首都圏を分ける のはおかしいと思われます。 大学での主役は、行政ではなく学生です。

借り過ぎないようにさせることは大切ですが…

奨学金を借り過ぎないようさせようとする高校の先生が多くいらっしゃいます。 しかし、「生徒にとっていくら必要なのか」という視点が欠けていることがほとんど です。 無利息の1種に拘られる高校の先生がいらっしゃいますが(ネガティブな報道から その気…

頻繫に変わる学部や学科名を見て思うこと

学部や学科名を頻繫に変えたり改組する大学があります。 中身は変わっているはずですが、実はそれほど変わっていない。 「大人の事情」があるのでしょうが、それなら「教養学部」にしてはどうだろうか? 横断的な勉強ができて進路が柔軟になるし、そもそも「…

就活生は一時的な記憶喪失になっている

履歴書やエントリーシートは、いきなり書けないものです。 学生生活をしている以上、何もしてこなかった就活生はいません。 就活生は一時的に記憶喪失になっているだけです。 自分では「こんなこと」と思っていても、まずはどんどん書き出してみよう。 採用…

経営「管理」と「支配」の違い

部下の能力を最大限に引き出し、組織を良い方に向かわせるのが「管理」。 少しでも気に食わないことがあるだけで、大声をあげて部下を恫喝したり、人事権をちらつかせ脅したりするのが「支配」。 ところで、「Management」は、どう訳せばいいのだろうか? お…

舞い上がることと緊張の違い

「講演で舞い上がることはないのか?」と聞かれることがあります。 しかし、私は生まれて初めて講演をした際でも、舞い上がることはありませんでした。 舞い上がらない方法についても聞かれることはありますが、考えたことがないので よくわかりません。 し…

職業訓練校への勘違いと幻想

失業者を対象とした職業訓練校があります。 職業訓練校では、在校中に再就職先を見つけ「中退しなければならない」ように なるのがベストです。 講師(上司)や同級生(同僚)が嫌なこともあるでしょうが、それも「訓練」で あり、耐えられず、文句を言って…

学費の保険

失業や病気などで、子供の学費や下宿代などが払えないリスクに備える 「学費の保険」のような制度があれば良いのに、と思うことがあります。

張り紙の多い会社や学校は

従業員や学生のモラルが低いことが考えられます。 また、上意下達な文化があるかもしれません。 いずれにせよ、過ごし難い組織ではあるだろう。

実績が無くても講師になる方法

「講師になりたいが、どうすればなれるのか?」といった質問や相談を受けることがあります。「講師養成講座」もあったりしますが、私は受講したことがないため、効果についてはわかりません。ところで、講師には「実績」が求められます。主催者の立場からす…

給付型奨学金についての大学と保護者のズレ

保護者と話していると、意外と貸与型の奨学金について否定的ではないことが 多く、給付型の奨学金は「学費や生活費の足しになれば」というくらいのお気持ち です。 予約採用型をはじめ、多くの給付型奨学金は、「貰えたらラッキー」くらいのもの であり、あ…

高校の先生が保護者に聞けないこと

入学の辞退の理由に、「入学費が用意できなかった」というものがあります。 しかし、「入学費の用意は出来ていますか?」と聞くことが、憚られる、不躾では ないかと仰る高校の先生がよくいらっしゃいます。 指定校推薦で辞退をすると、後輩に大きな迷惑を掛…

奨学金での大学の差別化は難しい

各大学では、競うようにして奨学金を新設しています。 しかし、奨学金で差別化を図ろうとしても、結局は「価格競争」になり、 財務が悪化しては元も子もありません。 ところで、学校独自の奨学金についての相談もありますが、「卒業までの学費や生活費を確保…

ハイブリッド大学?

奨学金への批判はあっても、「なぜ学費がこんなに高いのか」という議論は、 なぜかあまり聞きません。 ご存知のとおり、高いから教育環境が良いとは限りません。 私自身、通学と通信の両方を経験しましたが、分野によっては、インターネット を通じた講義の…

FPが判断を誤ると、生徒や保護者はずっと「後遺症」に苦しむかもしれない

日本学生支援機構が、FPを高校に派遣して奨学金について説明をする制度が始まりますが、「FPよりも詳しい先生は多くいる」というのが、現場での実感です。 長男長女の学費で苦しみ、乗り越えた経験がある保護者も同じです。 「FPのテキストには載って…

公務員試験を変えるよりも

教養試験を廃止したり、一発芸や腹筋をさせたりするより、民間企業のように、 「雇用を流動化」させる方が先ではないだろうか? 雇用保険を払わなくてもよい(払う必要がない)環境って、明らかにおかしい。

年収が高い家庭ほど

年収が高くても、奨学金の利用を希望される家庭をよく見かけます。 ネガティブな報道により、奨学金の利用に否定的な方は多くいますが、 年収が高い家庭ほど、利用に前向きなように感じています。 奨学金を利用する方が、「有利」と気付かれているからではな…

奨学金の説明会も変化している

奨学金の説明会は、高校3年生の5月に多く開催されます。 予約採用の募集が始まることや、PTA総会と同時に開催できるからです。 しかし、最近では、2年生を対象としたご依頼が多くなっています。 保護者からの要望が主な理由ですが、早期に開催するメリ…

来年度の奨学金の申し込みで注意することは

来年度から1種奨学金の貸与月額が新設されます。 例えば、私立大学の自宅外通学であれば、64,000円か30,000円を 選びますが、来年度の進学者からは、64,000円か50,000円、 40,000円、30,000円、20,000円から選ぶ…

浪人生と奨学金

浪人生や保護者と話していると、奨学金は進学後にしか申し込めないと勘違いされていることが多くありますが、2浪までは卒業した高校で予約採用を申し込むことができます。 しかし、秋に行われる2回目の募集は行っていない高校がありますので、早めの確認が…

奨学金の種類の選択で注意することは

日本学生支援機構の奨学金を申し込む際に希望する種類を選びますが、「第1種と第2種の併用を希望するが、併用及び第1種が不採用の場合は第2種を希望します」を選ばれる方がいます。 併用か2種に採用された場合は、普通は問題ないかと思われますが、1種…

在学中にお金に困ったら

仕送りが間に合わない、盗難にあったなど、学生生活を送る中でお金に困ることがあります。 キャッシングなどに頼る学生がいますが、「学生金庫」などといった、緊急の際に貸し付ける制度をもつ大学があります。 少額ではあるものの、無利息であることが普通…

奨学金を借りることで金銭教育?

先日の個別相談で、家計に余裕があっても奨学金を申し込みたいというご相談がありました。 理由を聞くと、「子供にお金や学費の重さ、大切さを教えたいから」とのことでした。 「卒業後は私が返済することは隠しておきますが…。」と仰られていました。 子供…

給付型奨学金と先生の苦労とプレッシャー

給付型奨学金が創設されましたが、多くの高校では募集を締め切ったかと思います。 訪問をしてお聞きしていると、高校によって差が大きく、また、進路に影響を及ぼしかねないため、先生が保護者や生徒から受けるプレッシャーは想像に難くはありません。 予約…

中学3年生からできる大学入学費の準備

教育ローンは主に入学費に使うものです。 しかし、「国の教育ローン」あっても、現在1.81%の利息がつきます。 ところで、地方公共団体では、高校生を対象とした奨学金制度を設けていることがあります。 それらは普通は無利息です。また、中学3年生で申…

地方創生と奨学金返還支援制度

地方創生の一環として、奨学金の返還支援制度を創設する自治体が増えています。 今後も、多くの返還支援制度が創設されることが予想されます。 条件が厳しいものが多いものの、該当するのであれば利用しない手はありません。 そのため、学内の掲示板やホーム…

大学と専門学校のどちらが良いのか?

「大学と専門学校のどちらが良いのか?」と、高校生に聞かれることがある。 反対に、「将来の希望は?」と聞き返すと…「理容師」と返答してきた。 それだったら、実質的に専門学校になる。 調理師や自動車整備士なども同じで、大学を卒業してから専門学校に…