親との確執、失踪、離婚、事実婚、ヤングケアラー 高校生の進路にも「どん詰まりの路地裏」がある

奨学金の予約採用説明会が始まる。

既に今年も高校生たちから質問を受けて答えているけれど、

不動産と同じで二つと同じ家庭はない。

親との確執、失踪、離婚、事実婚、ヤングケアラーなどさまざまだ。

親を頼れない高校生もいる。

18歳から契約行為を自分の意思で行うことが出来るようになった。

しかし、日本学生支援機構奨学金は親の収入が関係する。

他にも、実質的に親が関与しなければならないことも多く、

本人だけで申し込み貸与や給付を受けるのは難しいだろう。

これは、本人の努力とは全く別のものだ。

高校生の進路にも「どん詰まりの路地裏」があるのだ。

本人と親を切り離し、本人だけで全てが完了する、

路地の先に自由に歩ける空間がある制度への変更が求められていると

現場で強く感じている。