奨学金講師の「もうひとつ」の役割

学費の相談では、機微の情報に及ぶことが多々あります。

そのため、高校の先生も、保護者に言い辛い、聞き辛いことがあります。

例えば、「入学費は用意できているか」といったことがあります。

不躾という気持ちが先生にはあるし、保護者も正直に言わないことがあります。

しかし、特別推薦などは入学を辞退すると、高校や後輩に多大な迷惑を掛けることに

なります。

奨学金の講師は、制度の説明だけでなく、「先生が言いにくいこと」を保護者に言う

ため、聞くためにも訪問をしていると言えるのかもしれません。

実は、私自身「あんなこと言ってよかったのかな、聞いてよかったのかな」と、

毎回毎回思っているのです。