入学費の準備ができていないけれど、国の教育ローンを申し込まず。
合格後、保護者から相談されて(というか何とかしてくれ、と)困る高校の先生が
いらっしゃいます。
その場合、多くの先生は、「役所に行って相談してください」と話されるそうですが、
役所にあるような制度は「最終手段」であり、基本的に「使えない」と思っておく必要
があります。
初めて訪問する高校であれば、残念ですが「泣いた」生徒がひとりはいます(弊所が
訪問済みの高校でそのようなことがあれば問題です)。
使えるのであれば、誰も奨学金や国の教育ローンを利用しません。
まずは、奨学金と国の教育ローンの申し込みが先です。
厳しいことを書きますが、入学費の納金トラブルが多い高校の特徴として、奨学金
説明会の開催が遅く(3年生の6月では遅くなっています)、「誰でもいいから
奨学金講師を呼んだ」傾向にあると感じます。
逆説的ですが、開催が早く(それも1年生から継続的に)、奨学金講師の経験や実績
を重視して、事前に細かなご要望をされる高校は、そのような悩みは滅多になく、
それよりも「活用法」や「ピンチの際の対処法」といったテクニックを求められます。
後で弊所に相談されても、どうしようにもならないことがほとんどです。
行動が遅ければ遅いほど、打つ手は減ります。