「氷河期世代を救う」なんて、質の悪いギャグにしか聞こえない

私は、氷河期世代です。

さまざまな場所で、同年代の影の薄いことが気になります。

また、暗いし、何だか余裕がない。

高校を訪問しても、氷河期世代の先生をあまり見かけません。

気のせいでしょうか?

ところで、氷河期世代の問題が表面化しつつあります。

最近は、「氷河期世代を支援する」という言葉を耳にしますが、眉唾ものです。

支援策といっても、どうせ以下のようなものでしょう。

職業訓練を手厚くする → 失業期間が延びるだけで余計に不利になる

氷河期世代を雇った企業には補助金を出す → 補助期間が終わる直前に

追い込んでクビ

耳障りの良いことを言っても、「過ぎた時間は返ってこない」という残酷かつ

厳然たる事実があります。

氷河期世代を救う」なんて、質の悪いギャグにしか聞こえません。

救えるのであれば、なぜ今までしなかったのでしょうか?

「俺が責任をとる」という上司の言葉くらいあてになりません。

氷河期世代を救う」なんて、不用心に軽々しく言う人を、私は全く信用できません。

批判を恐れずに言うと、氷河期世代は「100円ショップで売っているような

消耗品並みに、徹底的に使い倒し、旨味が無くなれば追い込んで退職金を払わず

クビにできる都合の良い道具(人ではありません)」です。

団塊世代前後なら、ハッパをかけられる程度で、こんなことはなかったはずです。

スチャラカリーマンであっても、なんとかなったものです(失礼ながら、よくこんな

頼りない人でも、結婚して、子どもがいて、住宅ローン組んで、なんて)。

氷河期世代は、これからも「観察の対象」であり、邪魔者扱い、荷物扱いされる

だけでしょう。

しかし、人生100年時代と言われています。

安楽死も日本ではまだ認められていません。

個人的には、起業しか方法はないと思っていますが、なぜか氷河期世代を支援する

制度を見かけません。

また、氷河期世代にとって、住居の確保も大きな課題です。

これは、別の機会に書いてゆきたいと思います。