氷河期世代への就職支援が「今頃になって」言われています。
しかし、多くの職業訓練(特に事務系)がそうであるように、就職支援は「アリバイ
作り」にすぎません。
野口悠紀雄氏の「就職氷河期世代への就職支援は「アリバイ作り」にすぎない」
https://diamond.jp/articles/-/214380
を読んでいて、私もそう思います。
一度、正社員の地位を失うと、特に中高年は致命的です。
そのため、会社にしがみつく中高年は、実際まだまだ多くいます。
「雇用の流動化」なんて、まだまだ先の話です。
ところで、会社員には原則定年があります。
そのため、誰もが、遅かれ早かれフリーランスになります。
ずっと会社員をやってきて、「ほれ、自分でやれ」と言われても、呆然と立ち尽くす
のがオチでしょう。
会社では偉そうにしてオラついていても、会社を離れたら何もできない人がほとんど
です。
家のプリンターで名刺を印刷して、会社員時代の取引先に挨拶に行っても、ほとんどが
相手にされないでしょう。
就職支援は、氷河期世代というより「全世代の問題」です。
就職支援は、一部の人を除いて効果はほとんどありません。
それよりも、起業支援やフリーランスの環境整備の方がよほど必要であり、効果がある
と思われます。
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