「そんなこと知らなかった」 大学や専門学校の奨学金担当者が保護者からのクレームに備えるには

高校3年生の予約採用で給付型奨学金にめでたく採用された。

しかし、収入や成績は毎年・毎期審査されます。

そのため、給付が打ち切りになったり、減額になったりする可能性があります

(税金で賄われているため当たり前です)。

https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/hutankeigen/1409388.htm

(4-2.大学等への進学後に家計の経済状況が変わった場合について Q44)

しかし、卒業まで当初の金額が保証されていると勘違いしている保護者や生徒を

かなり見かけます。

問題は入学後です。

給付や減免を当てにしていて納付ができず、「そんなこと知らなかった」と

大学や専門学校の奨学金担当者にクレーム。

しかし、「実務上」ほっておくことは難しいと思われます。

「実務上」というのは、奨学金担当者であれば、ここで書かなくても「身に染みる」

ようにわかっていただけるかと思います…。

そのため、入学時に保護者や学生には、「うるさいくらい」のアナウンス、

あらゆる手段での周知徹底が求められます。

結局は、「貸与型」があくまでも学費や生活費の柱であることに変わりはない

ということになります。

 

大学や専門学校の奨学金担当者、入試広報担当者の不安を減らしてくれる、

頼もしい本です。