母子父子寡婦福祉資金と奨学金

高校の先生と話していると、母子父子寡婦福祉資金といった制度の話題

になることがあります。

給付型と勘違いされていることもありますが、貸与型であり、利用の条件

も厳しく複雑です。

結局、まずは日本学生支援機構奨学金の利用を検討するのが普通です。

大学間の壁を無くせば

インターネットで大学の講義が受けられる時代において、大学間の壁は、意味を失い

つつあるように思います。

例えば、1年生は通信制のA大学、2年生は北海道のB大学、3年生はシンガポール

C大学、4年生は沖縄県のD大学と、複数の大学で過ごすことができるようにする。

生活の多様化や活動の広域化が著しい現代社会では、柔軟な学生生活ができるように

することが、文部科学省には求められます。

また、地方創生にもつながるのではないか?

私立高校の光と影

私が高校生の頃は、私立高校は裕福な子弟が入学する、という風潮がありました。

公立の高校生だった私は、私立高校生は「何となく違うな」と思ったものです。

ところで、最近は、私立高校を訪問することが増えています。

訪問していると、高校であれ、生徒であれ、保護者であれ、私立=裕福という等式は、

段々と当てはまらないようになってきていると感じます。

ちらほらではありますが、私立高校でも「影」が見えるようになってきています。

奨学金講師の「もうひとつ」の役割

学費の相談では、機微の情報に及ぶことが多々あります。

そのため、高校の先生も、保護者に言い辛い、聞き辛いことがあります。

例えば、「入学費は用意できているか」といったことがあります。

不躾という気持ちが先生にはあるし、保護者も正直に言わないことがあります。

しかし、特別推薦などは入学を辞退すると、高校や後輩に多大な迷惑を掛けることに

なります。

奨学金の講師は、制度の説明だけでなく、「先生が言いにくいこと」を保護者に言う

ため、聞くためにも訪問をしていると言えるのかもしれません。

実は、私自身「あんなこと言ってよかったのかな、聞いてよかったのかな」と、

毎回毎回思っているのです。

大学の教員も商人(あきんど)

世間一般の大学教員へのイメージは、「世間から隔離されたところで、何をしているの

かよく分らない人」というものだと思います。

発表は、誰も読まない紀要か学会で、評価も曖昧で「好き嫌い」の要素が強い(ここは

会社でも同じですが)。

しかし、今は、インターネットで世界中に研究発表ができる時代です。

実利が乏しい分野でも、やり方次第では注目を浴びて、研究資金の獲得につなげる

ことは可能でしょう。

趣味のような研究をしている教員を抱えている余裕は、今の大学にはありません。

大学の教員も商人になることが求められてきていると思います。

高卒就職と通信制大学

高卒の就職状況が良くなっています。

そのため、進学を辞めて就職する高校生もいるかと思います。

ところで、就職する場合であっても、通信制の大学に入学するという

「もうひとつの進路」があります。

止むを得ず就職する場合であっても、学業を継続することができます。

やはり通学制の大学に行きたくなった、そのような場合には編入の可能性もあります。

また、学生という身分があるので、学割といった「おいしい」ものだってあります。

おすすめとして、まずは短大の通信制に入学することです。

卒業ができれば、大学の通信制編入しても良いからです。

無理をせず、いろいろな道を探ることができる通信制大学は、高卒で就職をする高校生

にとって、おすすめできる進路なのです。

働きながら大卒資格や教員免許を取得したいあなたにオススメの通信制大学!

こんな大学や地域があったら

研究だけではなく、営業熱心、教育にも熱意をもつ、しかし職が無い

若手の先生が、夜間の大学で教える。

大学と地域の企業などは協力し合う。

学生は、働きながら、やる気のある先生のもとで勉強ができる。

こんな大学があったらな、と思う。

活気のある地域になるだろうな、と思う。