金利の上昇と貸与型奨学金

金利が上昇の傾向にあります。

貸与型奨学金も例外ではなく、固定方式では0.905%、見直し方式(変動型)では

0.300%で現在推移しています。

保護者と個別相談をしていると、見直し方式を希望される方は依然として多く、

金利についてのご質問を度々いただきます。

「最高3%ですが、どこまで金利上昇を許容できるのか確認してください」と

お答えしています。

日本学生支援機構のホームページには返還例が載っていて、

www.jasso.go.jp

返還総額と月額を確認してご判断いただくことになります。

奨学金の予約採用は「誰もが嫌がる」業務 高校の奨学金担当の先生だけが問題を抱え込む必要はない

日本各地の高校の奨学金担当の先生と話していると、「生徒の進路に影響する業務だが

(本当は、本当は、本当は、日本学生支援機構の業務だけど)責任が重く、細かくて

複雑で、おまけに制度がしょっちゅう変わるのでついて行けない」と仰られます。

奨学金の予約採用は「誰もが嫌がる」業務であり(ベテランの先生でも)、新任の先生

だとなおさらだろう。

先日、東日本の20代の女性の先生が、「私は奨学金を利用したことがなく、

生徒や保護者からは質問を受けるけれど、知らないこと、わからないことだらけ。

助けてくれる同僚も、私と同じような知識レベルで詳しい先生は転勤でいなくなって

います。もう苦痛で苦痛で…。」と仰られていました。

奨学金講師が来たけれど、台本の棒読みだけで質疑応答ができなかったとのこと。

「進路や家庭事情は変わっても不思議ではない。選んだほとんどの事項は進学後に

変えることができるので、見切り発車になったとしても、本人が奨学金の利用を

希望しているのであれば、まずは日本学生支援機構に提出させて、進学先の大学や

専門学校の奨学金担当者に任せてしまう気持ちで良いのでは?」とお答えしました。

「気が楽になりました」と言っていただけたのが幸いです。

高校の奨学金担当の先生だけが問題を抱え込む必要はないと思います。

結局、今年の弊所はどうだったのか?

楽しかったです。

しかし、せっかくのご依頼にもかかわらず業務が重なり、お請けさせていただけない

ことが多くありました(今年はとにかく多かったです)。

一人でしていることに限界を感じていて、どうしてゆくかが今後の課題です。

また、新規事業との兼ね合いをどうしてゆくかも課題であり、あれこれしている

うちに、毎日があっという間に過ぎてしまいます。

既に来年のご依頼や打診をいただいていて、新年早々仕事が始まるため、有難いものの

晦日も正月も仕事です。

今年もあと1日半、淡々と過ごしたいと思います。

【至急】大学・専門学校の奨学金ご担当者様へ 利率方式は変更することができることを学生に周知願います

日本学生支援機構貸与型奨学金の利率が上昇しています。

www.jasso.go.jp

利率が上昇しているため、見直し方式で申し込んでいたものの、固定方式に

変えたい学生がいると思われます。

日本学生支援機構では、変更できる旨をホームページに載せています。

www.jasso.go.jp

「変更を希望する場合は、必ず2022年11月中に学校へ不備なく届出を

お願いします。」とあります。

奨学金を申し込む際に、固定方式か見直し方式かを選ぶ必要がありますが、

変更できることを知らない学生や保護者が多いと現場で常々感じております。

学生が不利益を被らないよう、大学・専門学校の奨学金ご担当者様には

学生への周知をお願い申し上げます。

公営住宅の保証人制度はもう無理がある

www.nikkei.com

www3.nhk.or.jp

少子高齢化は今後更に進むため、もう個々人に頼るのは無理があるだろう。

保証会社などを利用してリスクに対応してゆくことが急務と思われます。

奨学金制度が変わるので、講演開催を後にした方が良いですか? という高校からのお問合せについて

来年の奨学金講演のご依頼をいただきつつあります。

早期に開催する高校が増えていますが、奨学金制度が変わるので、

もっと後(2023年の予約採用の時期)に開催した方が良いですか?

というお問合せもいただきます。

以下の記事にスケジュールが載っていますが、

www.kyobun.co.jp

今年度内での開催でも特に問題はないのではとお答えしています。

フォローアップは随時させていただきますので、ご安心ください。