会社の朝礼でも講演の練習はできる

講演後に「どうしたら60分続けて話せるようになりますか」と高校生に聞かれた。

「例えば、1つの話題を3分とすると20個で60分になる。講演は小さなテーマの

集合体なので、まずは3分間きっちりと話せるように練習してみては?」と答えた。

会社の朝礼で「3分間スピーチ」といったものがあったりするけれど(私が勤めて

いた会社でもあった)、あれは有用だ。

今だから書けるけど、退職1年ほど前から、わざと挑発的なことを言ったりして、

社員がどのような反応をするか「実験」していた。

独立して講演の仕事をするようになってから、これがかなり役に立っている。

実際の講演では、固有名詞を挙げて批判したりといった、余程の酷いことを言わない

限り、受講者が講師に対して怒鳴ることはないと思う(幸いまだ経験はない)。

問題は、後で主催者にクレームが入ることだ。

そのため、「受講者にとって耳障りの悪いことがどこまで許容されるか」は、

講師として「体感しておく」必要がある。

役員に怒鳴られたこともあったけれど(監査役という肩書があったけど、あの人

何やってたっけ?)、「講演というエキサイティングな場」で言葉をコントロール

できるようになった(どこまでが許されるのかがわかるようになった)のは、

会社の朝礼のおかげだと思っている。

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2年生の保護者もピリピリしだしている

今のところ、新型コロナウイルスの感染拡大は収まる気配がありません。

企業の決算が発表されていますが、多くがボロボロ、というか見たことがない悲惨な

数字です。

リーマンショックをはるかに超えた不況が始まるはずです。

3年生の保護者だけでなく、2年生の保護者もピリピリしだしているのを感じます。

ある高校の先生と話していても、「実は2年生の方が心配。1年生だって同じです。」

と仰られていました。

今まで、さまざまな事情がある家庭から多くのご相談を受けましたが、従来のやり方や

考え方では通用しない可能性があります。

そのため、弊所でも、高校が早めの対策を立てられるように準備を進めています。

高校の先生は真剣なのだ

先日、高校の進路指導の先生と、1・2年生を対象とした奨学金講演の打ち合わせが

あった。

「コロナの影響は、今のところはあまり感じませんが、特に、来年の3年生が

不安で恐い。

早く対策を立てておかないと、と思い、ご依頼させていただきました。」

有数の進学校で、旧帝大早慶、医学部も普通に合格する高校だ。

「入学費が用意できなければ、いくら生徒が頑張ってもどうにもならないのですよ。

勉強については我々がどうにかできても、こればかりはどうにもならない。

だから、奨学金のような、我々ができることについては、早くしなければならないと

思います。」

ITの環境整備が課題になっているが、クーラーもない高校はまだまだある。

制約のある、限られた環境の中で、生徒の希望の進路の実現をと、先生は苦労されて

いる。

「昨年は、無料で奨学金講演を依頼できるということなので依頼したところ、来校した

講師のFPが、趣味の延長みたいなふざけた奨学金講演をされて、なんであんな講師を

呼んだのかと、後日保護者に怒られて大変でしたよ。」

高校の先生は真剣なのだ。

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なぜ2年制なのに大学校を名乗る専門学校があるのか?と高校生に聞かれた

高校生と個別相談をしていると、

「なぜ2年制なのに大学校を名乗る専門学校があるのか?」と聞かれた。

もちろんその場で答えたが改めて確認してみた。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E6%A0%A1

大学は大学しか名乗ることは許されていない。しかし、大学校については特に規制は

なく、また、専門学校という名称も名乗る義務はないため、2年制であっても大学校

を名乗ることができるという理屈だ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%82%E9%96%80%E5%AD%A6%E6%A0%A1

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保護者として奨学金講演を受講するFP

高校で奨学金の講演をしていると、FP(資格をもっている)の受講生がいることが

あります。

FPだけでなく「奨学金の専門家として認定されている」方も。

初めや途中から名乗る方もいれば、最後に名乗る方もいます。

前者は、「今後もよろしく」といった姿勢の方で好意的です

(残念ながら滅多にいませんが)。

しかし、後者は(こちらがほとんど)、保護者の質問というよりも、

「私を試す」ような敵対的な姿勢で、1000件で1件あるかないか

(というより今後ないだろう)といった事について質問してきます。

金融政策が何たらかんたら、統計資料の数字、また答えのない論争です。

「何、あの人?」といった、他の保護者の表情が壇上からだとよくわかります。

はっきり言って、ドン引きしています(空気読めよという雰囲気が漂っている)。

高校の先生は面倒臭そうです(会場の片づけを始めて私にサインを送ります)。

もちろん、高校や他の受講者に迷惑を掛けることになるので、回答そこそこ、

場合によっては例外的に打ち切るようにしています。

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危ない学校の調べ方

高校の先生や保護者と「危ない学校」「怪しい学校」について話題になることが

あります。

そこで、確認申請書(大学等における修学の支援に関する法律第7条第1項の確認に

係る申請書)をご紹介しています。

これは、学校が、給付型奨学金や授業料等の減免制度の対象校になるために、

国や自治体に提出する書類です。

在籍者数や財務状態などが載っており、入学案内やオープンキャンパスではわからない

学校の「もうひとつの顔(優しい表現ですか?)」と言えます。

多くの学校では、トップページの下の方に「情報公開」といった箇所の中に入れて

あることが多いです。

小さな文字で隠すように(?)載っていることが多いため、見つからない場合は

サイトマップで確認すると良いでしょう。

少し難しいところもあるかもしれませんが、専門知識はほとんど不要です。

不人気校にとっては、都合の悪いことを「白日の下に晒す」ことになるため、

(なんとか、ギリギリ)対象校として認められた後に、直ぐに削除したと思われる

学校が昨年は見られたため、審査中の今は閲覧しやすい(?)と言えます。

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