先日、高校の進路指導の先生と、1・2年生を対象とした奨学金講演の打ち合わせが
あった。
「コロナの影響は、今のところはあまり感じませんが、特に、来年の3年生が
不安で恐い。
早く対策を立てておかないと、と思い、ご依頼させていただきました。」
有数の進学校で、旧帝大や早慶、医学部も普通に合格する高校だ。
「入学費が用意できなければ、いくら生徒が頑張ってもどうにもならないのですよ。
勉強については我々がどうにかできても、こればかりはどうにもならない。
だから、奨学金のような、我々ができることについては、早くしなければならないと
思います。」
ITの環境整備が課題になっているが、クーラーもない高校はまだまだある。
制約のある、限られた環境の中で、生徒の希望の進路の実現をと、先生は苦労されて
いる。
「昨年は、無料で奨学金講演を依頼できるということなので依頼したところ、来校した
講師のFPが、趣味の延長みたいなふざけた奨学金講演をされて、なんであんな講師を
呼んだのかと、後日保護者に怒られて大変でしたよ。」
高校の先生は真剣なのだ。