関西にある進学校に通う高校生と個別相談をした。
東京のハイレベルな大学の文学部を目指す高校生、貸与型の2種(併用貸与と給付型は
家計基準で不採用)の候補者に予約採用で決まっている。
なんと! エクセルを使って卒業までの学費と生活費の予算表を自作したそうで、
私に見せてくれた。
シンプルに作られていて、お世辞抜きで素晴らしいものだった。
社会経験が豊富なはずのいい年した家系FPが作った、何だかよく分からない、
ゴチャゴチャした家計簿よりも、はるかに「地に足のついた」金額と考え方だった
(頭が良い人ほどシンプルに考えられると再確認)。
帰りの電車の中で、「なぜ奨学金の専門家のFPなのに奨学金に詳しくないのか?」
ふと考えた。
いろいろな理由があるだろうけど(本当に、本当に、いろいろあると思う…)、
おそらく、「(用意された台本を朗読しているだけでいい)奨学金講演を足掛かりに
して、保護者に知ってもらって本業(例えば金融商品販売、とか)につなげたいのが
本音だから」ではないだろうか?
図星でないことを切に願います。