高校3年生の時点で返済できる奨学金の額なんて誰がわかるのか?

先日、ある有名サイトで「返済できる額を考えて奨学金を申し込もう」といった旨の、

教育資金に関する記事を見かけました。

しかし、高校3年生の時点で「返済できる額」なんて、誰がわかるのか?

就職する、しない(フリーター)、給与が多い少ないなどによって、返済できる額は

大きく違ってきます。

満額の月額12万円を借りても、医師のような職業と零細企業の経理職では、

大きな違いがあります(医師にも違いはありますが)。

給与が下がるかもしれません。

賞与はあてになりません。

失業は覚悟しておく必要があります。

大幅に給与が下がる不本意な転職を余儀なくされるかもしれません。

返済できる額よりも、まずは「卒業までの必要額を考える」ことが必要です。

足りなければ、返済どころか卒業できない可能性があるからです(中学生でもわかる

当たり前の話ですが)。

奨学金に関する情報を多く発信しているFPの集団が書いたそうですが、実務経験が

どれくらいあるのか、素朴に知りたいです。

仮にこのような講演や個別相談を高校や大学などですれば、「考える順番がおかしい

のではないか?」といったクレームがあると思っておかなければなりません。

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