奨学金講師を希望しているFPの方から、お問合せをいただくことがあります。
動機をお聞きしていると…
「人の役に立ちたい」
「社会貢献がしたい」
など、志は素晴らしいのですが、それなら何も奨学金講師でなくても、他の仕事でも
良いのではないでしょうか?
ところで、今の教育事情に疎いようでは奨学金講師は務まりません。
例えば、総合型選抜(AO入試)を知らないということは、保護者世代では一般的
だった一般入試(一般選抜)よりも納金期限が早いことを知らない、ということを
意味しています。
納金期限に間に合わないと入学できません。
奨学金講師は「生徒の人生を左右しかねない」仕事です。
これは決して大袈裟ではなく、現場で苦労されている高校の先生と度々話題に
なります(用意された台本を朗読しているだけ、質疑応答に応えられないなんて
保護者を怒らせるだけだという話もまた度々あったりします…)。
「高校で奨学金講演をしてFPとしての箔を付けたい」なんて、迷惑千万な話
なのです。