先日、「大学に進学する目的」について、高校生から質問されました。
いろいろな目的や考え方はあるでしょうが、私なりの答えとしては…
「物事の考え方を学ぶため」とお伝えしました。
物事の考え方は、大学に行かなくても実社会で養うことができますし、その方が、
地に足が着いた、鋭く考える力が身に付くかもしれません。
しかし、実社会というものは、体系的ではないし流動的です。
また、高度化しているため、アカデミックトレーニングを積んだ人材が求められる
傾向にあります。
ある分野を、体系的に、集中的に、深く考える機会があるのは、大学や大学院くらい
ではないだろうか?
企業の研究所などもあるかもしれませんが、体系的ではないでしょう。
ところで、「大学に進学して良かったか?」とも聞かれました。
三流の大学ではあったものの(これは私に非がある)、アカデミックな面から
物事の考え方を学ぶことができたと思っています。
だから「良かった」とお答えしました。
でも、社会経験が無かったので、知識に関しては表面的にしか身に付かなかったと
思います。
といっても、知識は直ぐに古くなるけれど。