しかし、「進路」というデリケートなものと向き合うため、割り切れないこと
が実際にはあり、AIが出すであろう「合理的な回答」が常に正しいとは言え
ないことがよくあります。
そのため、奨学金の知識だけでは不十分であり、最新の進学事情はもちろん、
就職や資格などの知識も実際の相談業務では求められます(ただし、FPの
テキストに載っているような知識を使うことはほとんどない)。
ところで、奨学金の説明会では、パートなどの貴重な時間を工面してまで来場
される保護者がいらっしゃいます(ということは、給与という機会損失だけで
なく、職場に負担を掛けている可能性もある)。
日本学生支援機構から配布された資料を読み上げるだけの講師は不要ですし、
それならインターネットの動画を観るだけで十分です。