わが家は、某大学の近所にあります。
そのため、定期試験が始まると、コンビニのコピー機はどこも大変混雑して、
ミスコピーの用紙が散乱していたものです。
しかし、この10年ほどは、そんな光景を見た記憶がありません。
スマホやタブレットが普及したことはもちろんですが、「学生数が減っている」
というのが大きな理由かと思います。
私は団塊ジュニア世代のため、同級生が多い学生時代を過ごしています。
そのため、どこに行っても学生がいたものです。
浪人も普通のことでした。
しかし、今では、学生がまばらな、寒々しいキャンパスを見かけることは、
珍しくなくなっています。
2018年問題を目前に控えてはいるものの、奨学金の拡充や学費の後払い制度の
検討などといった「延命措置」で、ハードランディングは避けられるでしょう。
しかし、「あの大学はダメ、勧めていない」といった、進路指導の先生たちの
厳しい意見を聞いていると、既に「選別」は始まっていると感じています。