緊急事態宣言が全国一斉に解除されたため、奨学金講演の依頼をいただきつつある。
このところ、生徒を対象にした講演が続いたが、生徒たちと話していても、
「奨学金は使ったら危ないらしい」と言う。
帰りの電車の中で、果たして「本当の奨学金の利用者は誰なのか?」と、ふと思った。
取り急ぎ考えられるのは…
政治家⇒①票田の獲得
②良い人としてイメージアップにつなげたい
FP⇒①高校で講演をして先生気分を味わいたい
②俺の人生や学校論を高校生に聞かせたい。私の子育て論を保護者に聞かせたい
③奨学金の認定講師(実務経験は全く無くても、台本が用意されているし、
質疑応答はしなくてもいいのでバレない)として高校に入り込み、
保護者と接触してあわよくば保険の販売など次の仕事につなげたい
といったことだろう。
「本当の奨学金の利用者は誰なのか?」
生徒や学生ではなく、実は、邪な考えを持つ大人たちなのではないかと、現場で実務を
していて思ってしまうのだ。