このような状況なので、授業のオンライン化は喫緊の課題だ。
そのため、「国策銘柄」として、関連する企業の株価は上昇している。
しかし、私は懐疑的だ(一部の企業だけが予算を独占する訳ではないであろうことは
現場を見ていて思うから)。
誤解の無いように書いておくが、私は授業のオンライン化に賛成だ。
入院していたり、不登校の生徒たちが、リアルタイムな教育を受けられるようになる
からだ。
そのため、賛成というよりも不可欠と考えている。
コロナが収まるか(しなければ困る)、風邪のように日常化すれば
(これも困るけど)、オンラインで授業をする必要は少なくなるため、いずれは
対面授業に回帰するはずだ。
ただし、通学とオンラインの垣根は段々と低くなってゆくと予想している。
それに伴い、低く見られていた通信制への「偏見」は少なくなるだろう。
いずれにせよ、選択肢が増えることは、生徒や学生にとって良いことであることは
確かだ。
ところで、海外のオンライン授業で修得した単位を卒業単位に認めるということは、
大いにアリではないかと考えている。
コロナという災害がきっかけであったとしても、このような「前向きな取り組み」が
文部科学省にあればと、思う。
機器の予算といった話ばかりでは(もちろんこれも必要ではあるけれど)、大人の事情
にどうしても左右されるし、どうも「仕方なく」「後ろ向き」にしか私には見えない
のだ。