給付型奨学金の不採用で想う 奨学金にまつわる高校の先生の受難は今年も続く

普段の奨学金講演では、「専願の場合は、辞退は許されないと思ってください」と

話しています。

採用結果を見ていると、給付型奨学金の不採用は多かったと思われます。

個別相談では、給付型を当てにした保護者を多く見かけました。

もちろん「当てにはしないでください」と伝えてはいたものの、どこまで伝わった

かはわかりません。

一方で、貸与型は採用されたという家庭は多いでしょう。

しかし、「貸与型はとりあえず申し込んだだけ。利用してまで、させてまでは進学を

したくない」という生徒や保護者が一定数はいるはずです。

個別相談をしていても、そう明言される生徒や保護者は、残念ながらそこそこ

いました。

以前であれば、「専願で辞退があった高校には今後推薦枠を出さない」といった態度を

取ることができましたが、受験生集めに苦労している学校は、そうもいかなくなって

いますし、言うまでもありませんが、そのような学校ほど辞退の希望者は多くなるで

しょう。

結局、振り回され、板挟みになるのは、高校の先生です。

奨学金にまつわる高校の先生の受難は今年も続くと思われます。

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