「修士課程と博士前期課程の違いは何ですか?」 奨学金講師にはこんな質問もあったりする

偏差値70を余裕で超える、全国的にも有名な超進学校に通う高校生と奨学金

個別相談をしていると大学院の話になった。

修士課程と博士前期課程の違いは何ですか?」と聞かれた。

もちろん答えたけれど、気になったので調べてみた。

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/004/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2010/02/16/1288658_2.pdf

博士前期課程の場合、後期課程が設置されているし(だから前期となる)、後期課程

に進むのを前提としている(研究者養成)節がある。

修士課程の場合は、後期課程が設置されていなかったり、研究者養成を重視していない

大学院だったりする。

しかし、私の最終学歴は、法学研究科の博士前期課程だけれど、証券会社に就職した

ので一概には言えない。

結局、両者はほとんど一緒なのだけれども、研究者志望であれば、そこは少し気になる

ところだろう。

ところで、文系で大学院に行くのは、研究者志望か就職回避かはみ出し者くらいの、

変態気味の学生だけれど(偏見ですか?)、理系では珍しくない。

理系の場合、分野にもよるけれど、学部卒のエンジニアは段々と少なくなっている。

そのことを知っていて、ハイレベルの大学を目指す高校生や保護者だと、大学院に

ついての質問が年々、多く、細かくなっている。

奨学金講師が激増(絶滅危惧種くらいだったのが3年で3000人くらいになった

のでおおげさではない)しているけれど、どう対応しているのだろう?

奨学金のことだけでさえ、「基本的な質問にも答えられない」とのクレームを

高校の先生から度々耳にしているのに、進路が含まれると尚更ではないかとの懸念が

ある。

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