奨学金講演で講師自身の話は必要か?

私は、大学と大学院で3つの奨学金を借り返した経験があります。

しかし、講演では、そのことをほとんど話しません。

そのため、もう少し講師の体験を盛り込んだ方が良いのではと、主催者様から

ご意見をいただくことがあります(奨学金制度が複雑になり過ぎて話している

時間もありませんが…)。

個別相談でご質問をいただくことはありますが、もちろん隠すことはないので

お答えしています。

ただし、私は20年程前に卒業していて、今の高校生や保護者には役立たないこと

が多いと思っています。

これは、キャリア分野でも同じで、高校生からしたら、おっさんの昔話なんて

興味ないでしょうし、役に立たないだろうからです。

もちろん、過去を否定する必要はないですし、現在は過去の最先端にあります。

未来を正確に予測することは難しいですが、「現在進行形」ではいられるし、

また、そうでなければならないと思っています。

少なくとも、「時が止まったような講師」は必要とされていないことは確かです。