なぜ2年制なのに大学校を名乗る専門学校があるのか?と高校生に聞かれた

高校生と個別相談をしていると、

「なぜ2年制なのに大学校を名乗る専門学校があるのか?」と聞かれた。

もちろんその場で答えたが改めて確認してみた。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E6%A0%A1

大学は大学しか名乗ることは許されていない。しかし、大学校については特に規制は

なく、また、専門学校という名称も名乗る義務はないため、2年制であっても大学校

を名乗ることができるという理屈だ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%82%E9%96%80%E5%AD%A6%E6%A0%A1

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保護者として奨学金講演を受講するFP

高校で奨学金の講演をしていると、FP(資格をもっている)の受講生がいることが

あります。

FPだけでなく「奨学金の専門家として認定されている」方も。

初めや途中から名乗る方もいれば、最後に名乗る方もいます。

前者は、「今後もよろしく」といった姿勢の方で好意的です

(残念ながら滅多にいませんが)。

しかし、後者は(こちらがほとんど)、保護者の質問というよりも、

「私を試す」ような敵対的な姿勢で、1000件で1件あるかないか

(というより今後ないだろう)といった事について質問してきます。

金融政策が何たらかんたら、統計資料の数字、また答えのない論争です。

「何、あの人?」といった、他の保護者の表情が壇上からだとよくわかります。

はっきり言って、ドン引きしています(空気読めよという雰囲気が漂っている)。

高校の先生は面倒臭そうです(会場の片づけを始めて私にサインを送ります)。

もちろん、高校や他の受講者に迷惑を掛けることになるので、回答そこそこ、

場合によっては例外的に打ち切るようにしています。

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危ない学校の調べ方

高校の先生や保護者と「危ない学校」「怪しい学校」について話題になることが

あります。

そこで、確認申請書(大学等における修学の支援に関する法律第7条第1項の確認に

係る申請書)をご紹介しています。

これは、学校が、給付型奨学金や授業料等の減免制度の対象校になるために、

国や自治体に提出する書類です。

在籍者数や財務状態などが載っており、入学案内やオープンキャンパスではわからない

学校の「もうひとつの顔(優しい表現ですか?)」と言えます。

多くの学校では、トップページの下の方に「情報公開」といった箇所の中に入れて

あることが多いです。

小さな文字で隠すように(?)載っていることが多いため、見つからない場合は

サイトマップで確認すると良いでしょう。

少し難しいところもあるかもしれませんが、専門知識はほとんど不要です。

不人気校にとっては、都合の悪いことを「白日の下に晒す」ことになるため、

(なんとか、ギリギリ)対象校として認められた後に、直ぐに削除したと思われる

学校が昨年は見られたため、審査中の今は閲覧しやすい(?)と言えます。

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もう対面授業は無くなるのか?

もう対面授業は無くなるのか?

2017年に「ハイブリッド大学?」といった記事を書きましたが、

現場を見ていると、どう考えても対面授業が無くなることはないでしょう

(というより物理的に無理です)。

しかし、第二波、第三波に備える必要があります。

ある高校の先生曰く、

「対面授業が原則だが、オンライン授業にも対応できるようにする」

といった柔軟なスタンスで、教育の現場は進んでいくものと思われます。

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そういえば、高校の先生の子どもの奨学金ってどうしているのか?

「長尾先生、実は、保護者に奨学金について説明していると嫌になってきます」

先日、高校の先生と話していると、そんなことを仰られた。

「だって、1種なら無利息、2種でも無利息に近いくらいの低利率。

うちは夫婦で教員で、収入要件を超えているし、控除だって使えるものが

見当たらない。

仕方がないから教育ローンを見ても、国の教育ローンは収入要件を超えていて

借りられない。

だから、高い利率の銀行の教育ローンを借りなくてはいけないんですよ。

馬鹿馬鹿しい。

保護者や生徒には、なるべく借りないようにしよう、借り過ぎないようにしよう、

なんて言っている(言わされている)私が借りたい」

実は、このような会話は珍しいことではなく、日本学生支援機構地方自治体の

奨学金が有利ということは、高校の先生が一番よく知っていると言える。

ある大阪の高校の先生を借りれば、「借りひんって、アホちゃうか」

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やはり、給付型奨学金をあてにしてはいけなかった

昨年の講演や個別相談では、「給付型奨学金をあてにしてはいけない」と、うるさい

くらい高校生や保護者にお話ししました(申し訳ございませんでした)。

令和2年度進学予定者の採用候補者数は97,838名と、やはり厳しい結果でした。

https://www.jasso.go.jp/about/disclosure/gyoumu/__icsFiles/afieldfile/2020/07/02/r1_hyouka.pdf

(P.34参照)

それでも、給付型奨学金をあてにした進学を予定されている高校生や保護者は多いと

思います。

実際、今年の講演や個別相談でもそのことがうかがえました。

特別定額給付金や持続化給付金などが個人や企業に支給されています。

そのため、学費でも同様の制度ができたり、救済策はあるのかといったご質問を

度々いただきます。

しかし、予算に限りはあります。

気持ちはわからなくもありませんが、貸与型奨学金や国の教育ローンなどが

学費や生活費の柱になることに変わりはないと思われます。

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奨学金について参考になる資料のご紹介

高校の先生と奨学金の話をしていると、「参考になるいい資料はないですか?」

と聞かれることがあります。

日本学生支援機構では「業務実績等報告書」を公開しています。

 https://www.jasso.go.jp/about/disclosure/gyoumu/__icsFiles/afieldfile/2020/07/02/r1_hyouka.pdf

参考になる情報が多いので、ご参考までに紹介させていただきます。