困窮する学生に10万円の給付よりも、中退しても簡単に復学できるようにすることが必要

困窮する学生に10万円が給付されるかもしれません。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200508/k10012421831000.html

しかし、中学や高校を卒業して、すぐに働き出した方はもっと大変かもしれません。

日本学生支援機構奨学金には、1年生に限り最高50万円を上限に貸し付ける

「入学時特別増額貸与奨学金」という制度があります。

この奨学金は、無利息の1種や有利息の2種と一緒に借りなければいけませんが、

今年は、入学時特別増額貸与奨学金だけを借りることができるように、柔軟な運用を

すべきだと思います。

いずれにせよ、学費や生活費は卒業まで必要なため、「10万円の給付」は

根本からの解決にはなりません。

それよりも、中退しても簡単に復学できるようにすることが必要です。

そうすれば、「落ち着いたら復学」ということもできます。

1年や2年の遅れなんて、大したことではありません。

ところで、9月入学が議論されていますが、4月との年2回の入学はどうだろうか?

そうすれば、通年採用は一般的になるだろうし、柔軟なキャリア形成ができる可能性

が高くなる。

小学校や中学校は難しいかもしれないが、高校以降はそうでもないだろう。

半年間のブランクが問題であれば、科目等履修生として、修得した単位は入学後に

正式な単位として扱えばよい。

学校の運営面で難しいのであれば、通信教育(遠隔教育)と併用すればよい。

初めは戸惑うかもしれないが、数年経てば慣れるはずだ。

あと、取った授業分だけ授業料を払うようにすればよい。

そうすれば、授業一コマ一コマの大切さがわかるようになり、無能な先生や教授の

居場所は自然となくなります。

それにしても、今回のコロナで文部科学省が邪魔な存在に見えたのは、私だけでは

ないのでは?

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アフターコロナの奨学金講演

奨学金の予約採用は「とりあえず申し込む」ことを以前に書きました。

しかし、あくまでも応急措置的なものなので、そのままだと損をしたり、

卒業までの学費や生活費が足りないといった後で困ることがあります。

そのため「事後」の講演や個別相談が必要になると思っています。

アフターコロナを見据えて、既に講演や個別相談の打診をいただいています。

多くの事項は後で変更できるため、既に申し込んだ高校3年生であっても、

テクニックやピンチの際の対処法をお話しさせていただきます。

今やるべきことは、下書き用紙を漏れなく(でないと、スカラーネットの入力

の際にエラーが出て申し込めません)

何なりと埋めて提出することです。

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進学イベントの今後はどうなるのか?

オープンキャンパスやホテルなどで大学や専門学校が合同で開催する相談会といった

進学イベントが中止になり、代わりにオンラインでおこなっているのを見かけるように

なりました。

受験生にとっては受難と言えますが、悪いことばかりではありません。

オンラインの良さを当事者別に挙げてゆくと

受験生…直接、教職員に質問できる可能性がある

 実は、総合型選抜(AO入試)を大きく変えることが考えられます。

保護者…交通費や宿泊費の負担が軽減できる

 遠方の場合、これはかなり大きい。

大学・専門学校…広告費の削減につながる、直接生徒や保護者に接触することができる

 予算が年々削減されていることや、入場者数が総じて減っているため、オンライン化

は加速する。また、直接アプローチできることは「入学の確率を上げる」ことに

つながるはず。

進学イベントの存在意義については、高校の先生とここ数年は度々話題になっていた

テーマです。

オープンキャンパスについては、規模や回数の縮小はあるでしょうが、実物を見る価値

は高いため(というか必要だと思います)無くなることはないでしょう。 

しかし、相談会については、今のままのやり方であれば、今後はわかりません

(思わぬ大学や専門学校に出会える良さはありますが)。

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奨学金は借り過ぎた方が良い?

企業の資金繰りは持久戦になりつつあります。

これは個人でも同じです。

「借り過ぎない」ようにすることは当然ですが、今後の不況を見据えて

「在学中の乱気流に備えておく」必要もあるのではないかと思われます。

給付型奨学金や授業料等の減免制度も始まりましたが、あてにはなりません。

2種であっても在学中は無利息です。

そのため、多く借りておいて、使わずに貯めておく。

結果的に不要になったり、余れば、卒業前に繰り上げ返還をすればいいだけの話です。

子どもの借金であるため、保護者のお金として流用することはもちろん許されません。

しかし、通帳を分け金銭管理ができるのであれば「保険として」活用することも

できるのです。


 

新型コロナウイルスの感染拡大は、受験生の親子にとって悪いことばかりではないのかもしれない

新型コロナウイルスの感染拡大で、多くの高校が休校になっています。

そのため、高校で奨学金の予約採用の申し込みがスムーズに出来なくなっています。

基本的には、自宅のパソコンからインターネット経由で申し込むことになっています。

しかし、希望する貸与額や金利の種類など、入力する項目を予め下書き用紙に埋めて

おいて、高校のコンピューター室などに生徒が集まり、先生と一緒に送信することが

実際には多く行われています。

「わからないから」といって、下書き用紙のあちこちを空白にして、「先生に決めて

もらえ」と子どもに渡して、それをそのまま先生に持ってくる。

何でもかんでも先生任せにする保護者が以前からいます。

奨学金の滞納が社会問題になっていますが、子どもの借金であるという「自覚の無さ

の表れ」と言ってもいいでしょう(非常に厳しいことを批判を承知の上で書きます

が)。

「子どもが理解して申し込んでいる」ことに建前上はなっています。

しかし、そんなことが空論であることは、申込書類を見れば、誰にでもわかることです

(特に現場で痛い思いをしている高校の先生は)。

奨学金の仕組みや申し込み方法は、大人でも理解が難しいものです(だから私の仕事が

あるともいえる)。

税理士の保護者曰く、「家計要件のところ、素人には難しいと思いますよ」

奨学金は先生の借金ではありません。

子ども(生徒)の借金です。

そのため、希望の貸与額などといったものを、先生に任せることは許されません。

これが全国の高校の先生の苦痛のひとつになっているのです。

一度、子どもと学費や生活費について調べて、卒業までいくら必要なのか一緒に考えて

みるとよいでしょう。

子どもも学費や生活費の大きさを認識(これこそ自覚です)できますし、特に総合型

選抜(AO入試)や学校推薦型選抜(推薦入試)で大切になる「進学の意義」を、

お金の面からも深く考えることにつながります。

新型コロナウイルスの感染拡大は、受験生の親子にとって悪いことばかりではないの

かもしれません(無理矢理?)。

入学費の納金が不安な高校3年生の保護者の皆さんへ

やっておきたい最低限のこと

①3年生の春(もうすぐ始まります!)に募集が行われる、日本学生支援機構奨学金

 予約採用を申し込んでおく

 どのようなご家庭であっても、貸与型・給付型ともに申し込んでおくことをおすすめ

 します。

 当分は休校の高校がほとんどだと思いますので、申し込みを逃さないように。

 不安があれば、高校に確認をしておくとよいでしょう。

②入学時特別増額貸与奨学金を一緒に申し込んでおく

 大は小を兼ねるため50万円を選んでおくのが無難です。

③国の教育ローンはなるべく早く申し込んでおく

 合格発表後に申し込むと遅いです。

 必要時期の2~3か月前が目安です。

 審査が通らなかったりで、どうしても納金期限に間に合わないご家庭もあるかと

 思います。

 それでも、決して諦めずに大学や専門学校に「事前に早く」相談をしてください。

 延納や分納などが認められるかもしれないからです。

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日本学生支援機構が「新型コロナウイルス感染症に係る影響を受けて家計が急変した方への支援」を発表しています

日本学生支援機構

新型コロナウイルス感染症に係る影響を受けて家計が急変した方への支援」を

発表しています。

https://www.jasso.go.jp/shogakukin/kyufu/kakei_kyuhen/coronavirus.html

 

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