学部と学群、学類、学域etc 先進的な取り組みというよりも大学の経営事情?

高校1年生と個別相談をしていると、「学部と学群の違い」について質問されました。

もちろんお答えしましたが、

学群とは

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%A6%E7%BE%A4

高校の先生でも、意外と知らなかったり、気にしていなかったりします。

最近は、学際的な学問分野が増えてきて、既存の「法学部」や「工学部」などといった

括りでは、はみ出してしまうことがあります。

ところで、学部や学科の廃止は珍しくなくなっています。

しかし、教員のリストラは簡単ではない。

ハローワークに行って大学教授の求人がありますか?

そこで、学部を学群にすればどうなるか?

例えば、法学部は定員を満たしているけれど、経済学部は定員割れ、経営学部は

ギリギリということがあります。

大学としては、全ての学部で定員を満たしたいところです。

そこで、法学部・経済学部・経営学部を、例えば「社会科学群」といった括りに

変えると、定員割れしにくくなる。

もちろん、ハイレベルな大学でも学群はあるため一概には言えませんが、先進的

な取り組みというよりも大学の経営事情による「苦肉の策」とも見ることができる

のではないか?

個別相談では、奨学金だけでなくこんな話もします。

 

奨学金最前線」と言える本が発売されます。

おすすめです!


 

「そんなこと知らなかった」 大学や専門学校の奨学金担当者が保護者からのクレームに備えるには

高校3年生の予約採用で給付型奨学金にめでたく採用された。

しかし、収入や成績は毎年・毎期審査されます。

そのため、給付が打ち切りになったり、減額になったりする可能性があります

(税金で賄われているため当たり前です)。

https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/hutankeigen/1409388.htm

(4-2.大学等への進学後に家計の経済状況が変わった場合について Q44)

しかし、卒業まで当初の金額が保証されていると勘違いしている保護者や生徒を

かなり見かけます。

問題は入学後です。

給付や減免を当てにしていて納付ができず、「そんなこと知らなかった」と

大学や専門学校の奨学金担当者にクレーム。

しかし、「実務上」ほっておくことは難しいと思われます。

「実務上」というのは、奨学金担当者であれば、ここで書かなくても「身に染みる」

ようにわかっていただけるかと思います…。

そのため、入学時に保護者や学生には、「うるさいくらい」のアナウンス、

あらゆる手段での周知徹底が求められます。

結局は、「貸与型」があくまでも学費や生活費の柱であることに変わりはない

ということになります。

 

大学や専門学校の奨学金担当者、入試広報担当者の不安を減らしてくれる、

頼もしい本です。


 

奨学金講師の違いで保護者は20万円の損をする?

大阪の高校での話。

奨学金講演を終え、保護者と話していると、

「2年前、上の子のときに奨学金講演を聴いたけど、講師が形式的な説明だけしか

してくれなかった。今日の講演を聴いて初めてわかりましたが、20万円くらい

損をしたことになります」と仰られていました。

全く同じ条件と仮定して、受講者が100名とすると…

20万円×100名=2000万円の損ということになる!

これを日本全国で考えると…恐ろしい。

高校が依頼する奨学金講師によって、保護者に得をさせるか損をさせるか、大きな差

が出てきます。

不公平と保護者に言われても(言われることがある)、残念ながらこれが現実です。

ところで、奨学金アドバイザーの久米忠史氏の最新作

奨学金まるわかり読本2020 借り方・返し方・活かし方徹底アドバイス

が1月24日(金)に合同出版から発売されます。

すでに予約販売を受け付けています。

「実務であるある」と思わず独り言を言いたくなる、頻出の相談事例が、本書には

惜しげもなく盛り込まれています。

損をしたくない保護者はもちろん、保護者や生徒へのアドバイスに自信がない、

進路指導の先生や大学や専門学校の職員には、不安を減らしてくれる頼もしい本

であり一読をおすすめします。


 

子供と子ども

子供と子どもの違いがあります。

https://mainichi-kotoba.jp/blog-20180505

弊所の講演では、「生徒」や「本人」「高校生」といった言葉を使うため、

「子供」や「子ども」を使う場面はありません。

どちらでも良いようですが、最近は煩くなっているようです。

講演や個別相談では、なるべく受講者や相談者を傷つけないように心がけている

つもりではありますが…業務が終わるといつもあれこれ考えてしまいます…。

community.camp-fire.jp

ホームページを公開しました(ベータ版ですが)

以前に一度ホームページを作ったものの、あまりにも必要が無かったので削除して

数年が経ってしまいました。

しかし、最近はブログへのアクセスが多くなっていることや、新しい事業である

「下宿に困っている高校生と空き家を貸したい大家をマッチングしたい」

community.camp-fire.jp

を進めてゆくため再度公開します(ベータ版ですが)。

nagaokfpo.wixsite.com

充実させてゆきますので、ご訪問いただければ幸いです。

「うちの高校の先生、わかってないのよねー」 「とにかく説明会やれば良いってもんじゃないのよ」

奨学金講演は、予約採用が春ということもありますが、保護者が集まりやすい

PTA総会に合わせて開催されることが多くあります。

しかし、納金期限の早期化や保護者の希望から、2年生の秋や冬の開催に変えるか

2回開催する高校が増えています。

従来の行事日程に拘ったがために、「遅いのよ」と保護者からのクレーム、

といったことを各地でお聞きします。

「なぜその時期なのですか?」と、先生に聞いてみても、「以前がそうだったから」

というだけの理由が大半です。

保護者と個別相談をしていると、

「うちの高校の進路指導の先生、わかってないのよねー」

「とにかく説明会やれば良いってもんじゃないのよ」と厳しい…。

時代の変化に合わせ、柔軟な行事開催をしてゆくことが求められていると、

高校を訪問するたびに感じます。

community.camp-fire.jp

理工系女子は読まなければ損をします トヨタ女性技術者育成基金「奨学給付プログラム」「育成プログラム」

奨学金なるほど相談所で、

トヨタ女性技術者育成基金「奨学給付プログラム」と「育成プログラム」が

紹介されています。

理工系女子は、ハッキリ言って、読まなければ損をします。

shogakukin.jp