講師になるには、凄い経歴が必要と思われていることがあります。
しかし、私がそうですが、特別な経歴や学歴そして資格は、多くの場合は必要とされ
ません。
ところで、高校生を対象とした講演では、「集中して聴いてもらう」ことが求められ
ます。
高校生を対象としているため、「社会的に偉い人」が講師というイメージがあるかも
しれません。
そのような方が講師であることも多くありますが、残念ながら、私にはこれといった
取り柄がありません。
今の高校生の保護者は、おそらく40代後半くらいが多いでしょう。
リストラ、失業、無事に定年を迎えられるか、不透明で不安定な世代です。
そのため、「社会的に偉い人」よりも、凸凹な人生を歩んできた人の方が、高校生を
対象とした講演の講師として適しているのかもしれません。
「転んでも起きる」ことを伝え「勇気付けられる」講師の方が、高校生を惹きつけ
られる可能性が高いのではないだろうか?