スカラシップ・アドバイザーと守秘義務

高校で講演をしていると、受講者の中に知人がいることがあります。

そのため、知人の現在の状況だけでなく、家庭の事情を知ることがあります。

知人のことだからと、つい喋ってしまいがちですが、家庭の事情などはもちろん、

「誰と会ったか」を話すことも許されません。

ところで、スカラシップ・アドバイザーは、原則として地元の高校に派遣されます。

そのため、知人や近所の方に会う可能性が高くなります。

守秘義務を徹底的に意識して業務に就かなければ、受講者や高校に多大な迷惑を

掛けるだけでなく、取り返しがつかない事態になることも十分に考えられます。

コンビニのコピー機の前で、大学の2018年問題について思う

わが家は、某大学の近所にあります。

そのため、定期試験が始まると、コンビニのコピー機はどこも大変混雑して、

ミスコピーの用紙が散乱していたものです。

しかし、この10年ほどは、そんな光景を見た記憶がありません。

スマホタブレットが普及したことはもちろんですが、「学生数が減っている」

というのが大きな理由かと思います。

私は団塊ジュニア世代のため、同級生が多い学生時代を過ごしています。

そのため、どこに行っても学生がいたものです。

浪人も普通のことでした。

しかし、今では、学生がまばらな、寒々しいキャンパスを見かけることは、

珍しくなくなっています。

2018年問題を目前に控えてはいるものの、奨学金の拡充や学費の後払い制度の

検討などといった「延命措置」で、ハードランディングは避けられるでしょう。

しかし、「あの大学はダメ、勧めていない」といった、進路指導の先生たちの

厳しい意見を聞いていると、既に「選別」は始まっていると感じています。

「地方大向け奨学金、入学前に貸与可能に 」ついて思うこと

「地方大向け奨学金、入学前に貸与可能に 」なるそうですが、地方と首都圏を分ける

のはおかしいと思われます。

大学での主役は、行政ではなく学生です。

借り過ぎないようにさせることは大切ですが…

奨学金を借り過ぎないようさせようとする高校の先生が多くいらっしゃいます。

しかし、「生徒にとっていくら必要なのか」という視点が欠けていることがほとんど

です。

無利息の1種に拘られる高校の先生がいらっしゃいますが(ネガティブな報道から

その気持ちが分からなくはないですが)、学費や生活費が足りず、アルバイトばかりで

学業が疎かになるようでは本末転倒です。

自宅でもできること、講演会場でしかできないこと

スカラシップ・アドバイザー派遣「奨学金等進学資金ガイダンス」 募集要項

を見ていると、「資金計画の作成(ワーク)」があり、受講者は筆記用具及び

電卓の持参が必要とあります。

しかし、実際の講演では円滑に進行しないことが多々あります(電卓を忘れて

スマホの電卓でやっていると着信音が鳴り響いた、ということもあるかも)。

資金計画のようなものは、自宅で落ち着いて作成した方が良いと思われます。

「自宅でもできること、講演会場でしかできないこと」を分ける必要がある

のでないでしょうか?

スカラシップ・アドバイザーにFP資格は必要なのか?

奨学金の説明をする、スカラシップ・アドバイザーを派遣する事業が始まりますが、

FP資格を保有していることが講師の認定条件となります。

ところで、高校の先生と話していて、「一度も」FP資格について聞かれたり、

話題になったことが、私にはありません。

そもそも、FPは、「デザイナー」や「プログラマー」のような職業であり、

資格ではないという認識である方がほとんどではないかと思われます。

宅地建物取引士も名刺に併記していますが(今日は合格発表日ですね。合格された方

はおめでとうございます!)、こちらが話題になることはあります。

スカラシップ・アドバイザーの認定者には、統一のパワーポイントのスライドと台本

が配布されていて、それをもとに講演を行ってゆく必要がありますが、それならば、

FP資格をもっていなくても、誰でもできるのではないだろうか?

給付型奨学金の推薦数が想定を下回っているため、追加推薦をするそうですが

給付型奨学金の推薦数が想定を下回っているため、追加推薦をするそうです。

私が見たところ、さまざまな手段を用いて制度の周知を徹底されている

高校がほとんどです。

また、需要のある高校とない高校の差が見られます。

高校ごとに要件や枠を定めて募集を行うと、現場が大変になるだけでなく、

運不運の要素が大きくなります。

「誰のための、何のための」給付型奨学金なのでしょうか?